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2016年定例会の報告
第3回定例会
「ドルチェで旅するイタリア!! ―目と耳と胃袋で味わるイタリアン・スウィーツの話― 」
- 日時:11月7日(月)18:30〜21:00
- 場所:La Vita Mezzo Hall
- 北イタリアはヨーロッパ的、中部はラテン的、南イタリアは地中海的。
- アルプス山脈の辺りでは、フランス、ドイツ、バルカンの影響がある
- 中部と南部のティレニア海側はスペインの影響、一方アドリア海側はギリシアと中東の影響を受けている
- シチリアやサルデーニャ島などの大きい島では地中海の昔の文明に強い影響を受けている といった風に。
- リンゴのストゥルーデル Strudel di mele (トレンティーノアルトアディジェ)
- カントゥッチ Cantucci (トスカーナ、中部イタリア)
- ビスコッティ アル ヴィーノ Biscotti al vino (中部イタリア)
- デリツィエ アル リモーネ Delizie al limone (ソレント)
-
ドルチェ大好き女子と
ワイン王子 Strudelは元々トルコのBaklavaというお菓子からできたと言われています。Baklavaは「巻いたもの」という意味。トルコ→ハンガリー→ウィーン→ドイツ/イタリア トレンティーノアルトアディジェ州に伝わってStrudelとなりました。いろいろなレシピがあって、おばあちゃんが自分のレシピを大切に守って娘や孫に伝えていくそうです。 - Cantucciはアーモンドで作るドライクッキーでトスカーナで最も有名なお菓子の一つ。Vin Santo というリキュールと一緒によく食べられます。
- Biscotti al vinoは昔から作られているお菓子。ワインと一緒に食べることが多いのでubriachelle (酔っ払い)とも呼ばれます。
- 1978年にSorrento のパティシエ Carmine Marzuilloが作ったというこのケーキ、今ではカンパーニャ州で最も人気のあるお菓子の一つです。リモンチェッロに浸したスポンジケーキのベースにレモンクリームがたっぷり。
- 日時:5月20日(金)18:30〜21:00
- 場所:LaVita Mezzo Hall
- 日時:3月7日(月)18:30〜21:00
- 場所:LaVita Hall
報告:石川啓子
今年最後の定例会のテーマはDOLCE。日本でおなじみのイタリアン・スウィーツといえばティラミスやパンナコッタですが、イタリアにはもっといろいろなドルチェがある… 高知ではめったにお目にかかれないドルチェを食べてみたい!! という会員の希望をラ・ヴィータのパティシエさんが叶えてくれました。
定例会に先立ち、9月12日にお亡くなりになった初代会長、中内光昭先生(元高知大学長)のご冥福を祈り黙祷を捧げました。中内先生は当会の生みの親であり初代会長として長く運営を支えてくださいました。突然のお別れは残念でなりません。偲ぶ会が来年早々に執り行われる予定です。
さて、定例会のお話に戻りましょう。ドルチェを味わう前にイタリアのお菓子について少しだけお勉強。イタリア語教室でおなじみのパオロ・マッダレーナさんにレクチャーしていただきました。
パオロさんによるレクチャー
ドルチェの起源は古く、その時々にその場所で手に入る材料を使って作られてきました。初めはパンの生地に少し手を加えただけのもの。ローマ時代には卵や小麦粉、動物の乳、蜂蜜、ワイン等で作られるようになり、詰め物にはアーモンドやいちじく、クルミ、チーズがが使われました。アラブの国々との交易が始まる10世紀以降スパイスが使われるようになって、シナモン、バニラ、サフラン等次第に材料の幅が広がっていきます。現在のようなドルチェは17世紀頃から作られていましたが、貴族など特別な人々しか食べられませんでした。一般市民もドルチェを楽しむようになったのは19世紀以降だそうです。
イタリアの伝統的なお菓子は、その風土と歴史に密接に関わっています。それで北から南までその地方ごとに特徴があります。 例えば
また、北部でよく使われるものは ミルク、生クリーム、バター、リンゴ、ブルーベリー、ナッツ、クリなど。中部ではリコッタチーズやブドウ果汁、オリーブオイル、桃、クリ。南部や島ではオリーブオイルの他にアーモンド、イチジク、ピスタチオ、砂糖漬けの果物など。やはりその地方に育つものがよく使われるわけですね。
いよいよ“実食”!次の4品がテーブルに登場した時、思わず会員の皆さんから歓声が!
おいしそう〜!!
あれは何?
会場風景
真面目なテーブル
参加の皆さんは、コーヒーやワインとともに4つのドルチェを満喫!初めて食べるものもあってワクワクドキドキの定例会でした。
ご協力くださったラ・ヴィータの皆さん、ありがとうございました。
義援金箱
尚、今回の定例会では参加の皆さまからイタリア中部地震義援金へのカンパを募りました。皆さまご協力ありがとうございました。
第2回定例会
「イタリアの学生と友達になろう!! part V 」
報告:宮地貴嗣
5/20(金)、大橋通りのラ・ヴィータメッゾホールにて、イタリア同好会・高知の第2回定例会を開催しました。
集合写真
恒例の高知県に留学で来ている大学生9名をお招きし、交流を行いました。イタリア国歌をみんなで合唱した後、留学生の皆さんが自己紹介をしてくださいました。なぜ日本の勉強を始めたのか、なぜ高知に来たのか?を熱く日本語で語ってくれました。
乾杯の後、今回は初の演劇に挑戦!
純信お馬 カーテンコール
イタリア語教室で学んでいる会員は、イタリア人としてイタリア語で話し、留学生は日本人として日本語を話す、という難易度の高い演劇を見事に上演いたしました。中級の皆さんは、よさこい節の純信・お馬の物語を演じ切りました。
舞台となった五台山・竹林寺の海老塚住職も感激され、その後の純信・お馬物語を話していただきました。
ご住職も一緒に!
そして、最後は、今回はしばてんの手ぬぐいを頭・顔に巻き、しばてん踊りを留学生の皆さんと踊り、楽しく高知とイタリアの文化交流ができました。
しばてん
留学生にとりましても、高知の素敵な思い出になったことと思います。高知に来ていただき、そして、イタリア同好会・高知に参加いただき、ほんとにありがとうございます。
第1回定例会
「イタリアの春―宮地彌典氏を偲んで−」
(外部団体「アモーレ・ラヴィータ」と合同開催)
総会終了後の18時30分より、ラ・ヴィータ8階ホールにて開催いたしました。今回は、特別に外部の親睦団体『アモーレ ラ・ヴィータ』と合同にて、前会長そして事務局長として、当会を支えてくださった宮地彌典氏を偲び、生前幾度となく訪れたイタリアのことなどについて語らう会となりました。
当日は、森岡会長の歌と挨拶から始まり、イタリアの春をテーマとした料理を楽しみ、そして中盤では、石川副会長から当会発足の経緯、森岡会長からはオペラ上演会、事務局からは事務局だからこそ知る裏話など、映像を交えて宮地氏とイタリアとの関わりをお話しいただきました。
便利を追い求めるのではなく、不便であることをも受け入れ文化を大切にするイタリアと高知との橋渡しとして、約22年もの間影となり日向となり、暖かく支えてくださった宮地氏が見たイタリアに触れることのできたひと時でした。
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