HOME 自己紹介 定例会 勉強会 お便り 記事 リンク

イタリアからの便り

「高丘親王航海記」のイタリア語版について(2020年12月)

アレッサンドロ・パッサレッラ Alessandro Passarella

アレッサンドロ・パッサレッラ Alessandro Passarella
(2013年に高知県立大学に留学)

初めて『高丘親王航海記』をイタリア語に翻訳すれば面白いかなと思ったのは2017年で、澁澤龍彦氏が眠っている浄智寺を訪れた時でした。3年後、この小説の版権を所有している文藝春秋とAtmosphereという出版社と連絡を取り、幸いにも『高丘親王航海記』のイタリア語訳の出版が決まりました。翻訳自体は非常に細かい作業でした。仏典でもさほど頻繁に窺えない不浄観や餓虎投身のような聞き慣れない漢語、歴史改変SFから派生したアナクロニズムのような外来語、サンスクリット語由来の複雑な陀羅尼、平安時代っぽさのある和文体、そして長く続く従属節のブレンドをイタリア語に忠実に表現することが最大の難関でした。

ウンベルト・エーコは翻訳を次のように定義づけました。「同じことを言うのが不可能と理解していながらも、どうすればほぼ同じことが表現できるのかを考えようとする試み」 。その「ほぼ」をどれくらいなくせるかによって翻訳の質が高まると考えると、『高丘親王航海記』の場合、古典の引用や漢語の濃度が非常に高い文章の堂々たる作風がイタリア語に表現できれば、より原文に近い翻訳ができると考え、主に文章の滑らかな韻律と語彙の精密さを重要視しました。

例①)純文学らしいリズムは以下のように表現しました。

例②)語彙の精密な翻訳を追及したく、翻訳論の様々なストラテジーを参考にしました。

高丘親王航海記(イタリア語版)

もし機会があれば、是非とも日本語でもイタリア語でも澁澤龍彦氏の摩訶不可思議な幻想世界に身を任せ、一章一章を心に響かせてみてはいかがですか。そこから得られるのは幻想的ではなく、リアリスティックな感動に違いありません。

文化交流企画「紙の架け橋」プロジェクト(2020年12月)

横山明子
(高知県安芸市出身で、現在フィレンツェにて「Washi-Arte ワシアルテ」作家として 活躍中)

皆さん お久しぶりです。フィレンツェ在住の横山明子です。 イタリア(フィレンツェ)の現在の近況とニュースをお届けしたいと思います。

例年よりもグッと人が少ない中心街ですが、フィレンツェ大聖堂前にクリスマスツリーが飾られました。

恐らく皆さんもご存知の様に、イタリアは今年1月30日に最初のコロナ患者が確認されてからあっという間に状況が急変し、ヨーロッパでいち早く都市封鎖(ロックダウン)を宣言、そして北部イタリアで医療従事者が倒れ込むまで働く過酷な医療現場、そして軍事車両で運び出されるコロナ感染者の棺など痛々しい映像を目の当たりにしてきました。

そのコロナも夏の間は一旦落ち着き、もう感染は終息しつつある様にも見えたのですが、残念ながら11月から再び第二波によって感染者は増え始めて、数日前には春を上回る993人と言う1日の死者数を記録してしまいました。。。

近所や友人の間などにも感染した人が出始めコロナを身近に感じる日々が続いています。

政府は感染状況で変わるコロナ対策基準を州別に色分け(レッド/オレンジ/イエロー)し、トスカーナ州はロックダウンに近いレッドゾーンでしたが、先週からまた緩和されオレンジゾーンにもどりました。 クリスマス前の商業活動も各商店が神経を使いながらゆっくりと始まっている感じです。

そんな暗いニュースが多い中ですが、春から始めた日伊の文化交流企画のニュースをお知らせしたいと思います。

色々な企画や予定が白紙になる中で、人と人との距離を守りながら何かできる事はないかと検討した結果、「紙」をテーマにした日伊の文化交流ビデオを制作する事になりました。

その企画の名前は「紙の架け橋」プロジェクト。実は2016年に土佐和紙の職人さんをイタリアにお招きしてフィレンツェで紙に関わる人たち(修復学校や、ペーシャの紙の博物館など)と交流してもらうという同じ名前の企画案を国際交流基金に申請したのですが落ちて流れてしまった事がありました。リベンジではないですが、再びこのコロナの下でビデオでの交流という形に変えて再提案したものになります。

アテリエ・デッリ・アルティジャネッリの修復士のお二人とペーシャの紙職人さんに土佐和紙を見てもらっている様子。

この「紙の架け橋2020」のプロジェクトには、フィレンツェの紙の修復工房「アテリエ・デッリ・アルティジャネッリ」の二人の紙の修復士ベアトリーチェ・クニベルティさんとパオラ・ルケージさんに賛同して頂き、更にいの町紙の博物館、ペーシャの紙の博物館、土佐和紙の職人さん、ペーシャの紙職人の皆さんにそれぞれビデオに参加して頂きました。

いの町紙の博物館にはプロモーション用に用意した土佐和紙、和紙の郵送代、ビデオ制作の経費の一部などを負担して頂き協力して頂きました。

日伊の紙職人さんのビデオの中では、お互い疑問に思う事を質問し合い、答えて頂きました。

日本とイタリアの様々な「紙」に関わる人たちの姿を紹介して、このビデオを見る事によって新たな「紙」の未来が見えて来ればなと思います。

日本には素晴らしい「紙」の文化があります。高知には誇れる「土佐和紙」の伝統があります。微力ながらこれからも色んな形で紹介して行きたいと思っています。

ビデオは合計7本でそれぞれ以下のような内容になります。

  1. “Il mondo della carta giapponese “「和紙の世界」
  2. “Washi-Arte”「和紙アルテ」
  3. “Restauro di carta” 「紙の修復」
  4. “Paper art” 「ペーパーアート」
  5. Cartai giapponesi di Tosa” 「土佐の紙職人」
  6. “Museo della carta e Cartai Italiani di Pescia “「ペーシャの紙の博物館と紙職人」
  7. “Museo della carta di Ino”「いの町紙の博物館」

ウンザリする様な雨続きの中、サッと架かった虹(サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場)。

もし宜しければ、お時間の許します時にご覧ください。 感想やリクエストなどございましたら参考にさせてい頂きたいと思います。 皆さん、今後とも感染対策に気をつけて良い年末年始をお過ごしください。 新たに来る2021年が、雨上がりにサッと架かった虹の様な年になる事を願っております。。。

元留学生の皆さんからのお便り(2020年8月)

イタリア同好会・高知では毎年高知県立大学に短期留学中のヴェネツィア カ・フォスカリ大学の留学生の皆さんと交流を重ねてきました。ヴェネツイアと言えば今年(2020年)2月カーニバルの頃からCOVID-19が猛威を振るいはじめ、私たち会員もTV等の報道を見るたびに、留学生の皆さんは元気だろうか、どうしているだろうかと、大変心配しました。 この度、皆さんからメッセージが届きました。いろいろ問題はあるようですが、皆さん元気なご様子で、嬉しい限りです。留学生の皆さん、メッセージありがとう!

*日本語でいただいたメッセージは、原文のまま掲載いたします。

フランチェスカ (2019年留学) Francesca De Martini Di Valle Aperta

高知の皆様へ

Francesca

こんにちは! お元気ですか。こちらはフランチェスカです。 イタリアに帰りましたから、いろいろな良いと悪いことが起こっていました。 まず、私の2019年の終わりは本当に忙しい時でした。去年の夏には私の最後の試験を受け取 って、全部合格しました。そのため、私は秋の時に、入学の試験をして、「カ・フォスカリ大 学」の Magistrale に入りました。その後、他の日本の大学に短期をするつもりがあったので、 様々な大変で長い準備を始まりました。その同じの時に、卒業論文も完成して、良い成績で卒業 しました。

でも、その時からいろいろな問題が始まりました: まず、卒業式が、ヴェネツィアの”acqua alta“の せいで、延期してしまいました。それ以上、新しい卒業式の日はたくさん雨が降って、とても寒 くて、早くに終わらせる仕方がなかった。少なくとも、家族とのパーティーはとても良いでし た。 そのあと、冬の時に不思議な病気を取って、全部の1月が私にとって苦しい月でした。それ以上 に、次の月からコロナウイルスのせいで検疫が始めて、6月までいつも家にいました。全部の国 が鎖国をしたから、私の日本の短期が突然削除されました。本当に悲しくて残念ことでした。そ の 3 月がちょっと退屈でつまらなかった時でしたが、家族と友達と私も体調はいつも良いでした から、安心でした。

Marche Recanati広場
Marche ひまわり畑

今でも、皆は元気です。7月の月末家族とイタリアの Marche という地方へも 旅行をしました。そこでちょっとリラックスをして、いろいろな美しい所を訪問して、とても楽 しいでした! 今は、大学の試験のために勉強しています。ちょっと大変ですが、一生懸命頑張ります! そちらはどうですか。時々高知のことを思い出します。本当に楽しくて大切な時でした: 先生とチ ューターと”Amici di Kochi”にも私と他の学生のため様々なことをしてくれて、永遠に感謝します。 今まで読んでくれてどうもありがとうございました。さようなら! 子

エリーザ (2019年留学) Elisa Aita

皆さん、こんにちは。エリーザです。もう一度高知のイタリア同好会と連絡できてとても嬉しいです。

Elisa

留学の後、いろいろなことを体験しました。まず、12月にやっと卒業しました。実は、卒業式 は11月に予定でしたが、ヴェネツィアのアックア・アルタのせいでキャンセルされました。最 後に12月に行われていました。雨が降っても、寒くても、楽しかった一日で、家族や友達と良 い思い出が作られました。

また、今私は大学院の一学生です。日本語の勉強を進むことが決めました。大学院の授業は少し 難しいですが、毎日頑張ってみます。9月に二年生の授業が始まります。それは最後の年です。 また授業に通うのはドキドキにしています。ロックダウンの間、オンライン授業をしましたが、 少しおかしいな気持ちがありました。早く教室に戻りたいと思っていました。

新型コロナヴィルスのせいで、日本もイタリアも様々な苦しみがあって、ロックダウンも大変だ ったと思いました。高知のイタリア同好会の皆さんは元気でありますように!

Spero che stiate tutti bene e un caro saluto a tutti.

キアラ D (2019年留学) Chiara Daris

イタリアの同好会・高知の皆さんへ

Chiara D

お久しぶりですね。皆さんはお元気にしていることを祈っています。 私たちのことを心配してくれてありがとうございます。とてもやさしいです。 イタリアは新型コロナウイルスでちょっと大変でしたが、今は厳しいロックダウンが解けて、だんだん再開しています。私も家族もおかげさまでコロナの影響がなくて大丈夫です。STIAMO BENE !

コロナのため、実家に帰りました。ロックダウンの時は、ずっと家にいるのはちょっと寂しかったですが、家族と一緒に時間を過ごす機会でした。猫もうれしかったですよ。笑笑 家で勉強したり、友達とビデオ電話をしたり、映画を見たりしました。料理もたくさんできました。自分でピザの作り方を習いました!おいしかったです!

ロックダウンの後、日常生活がちょっと変わってきました。人々はマスクをしたり、安全 距離を保ったり、手をよく消毒したりするようになりました。感染予防ルールに気をつけて生活しています。それは、時々大変かもしれないんですが、とても大切だと思います。 これから、状況がだんだんよくなっていくことを祈っています。

Chiara D

高知でしました留学の思い出はいつも心で残っています。コロナウイルスが終わったら、ぜひまた日本へ行きたいと思います!

UN GRANDE ABBRACCIO DALL’ITALIA !!! 頑張りましょう!
ANDRA’ TUTTO BENE!

キアラ F (2019年留学) Chiara Fagioli

皆さん、お元気ですか? 皆さんお元気でいることを願っています。 おかげさまで、私も、私の家族も、げんきです。 ご連絡を取り合うことができてうれしいです! 昨年のことですが、私は大学を卒業しました。

Chiara F & D

コロナウイルスの影響で、3月に予定していた卒業が5月に延期されました。 卒業式も中止になりました。 それにもかかわらず、少なくとも、家で母と一緒にお祝いすることができました。私の卒業祝いの日の母と私の写真を添付します。 事態はあまりよくなかったけど、卒業できて本当にうれしかったです。

卒業論文がもうできていたので、3 月から暇でしたが、コロナのせいで、大学の友達に会えたのは 7 月だけでした。キアラ?ダリスも私の故郷を訪れることができました。私たちは一緒にいくつかの地方の興味深い場所を訪れることに行きました。訪れた場所の中に、Grazzano Visconti という村もあります。 この村の建物について興味深いのは、これが建てられたのは 19 世紀なのに、中世の建設様式だとい う点です。その村で撮った私達の写真を添付します。

Chiara F

今、母とトスカーナの海岸にある友達の家にいます。あと 2 年間日本語の勉強を続けることに決めました。 この状況ができるだけ早くよくなり、旅行ができるようになることを願ってます。将来、本当に高知に戻りたいとおもいます!

ロッセッラ (2019年留学) Rossella Maria Arena

高知の皆さん、お久しぶりですね! お元気にお過ごしでしょうか。

Rossella

最近、コロナの影響でイタリ アは色々あってかなり大変な時期でしたが、今のところ少し落ち着いてよかったです。辛い状況 を乗り越えたと言えなくて、感染者が増えないように気を付ける必要があります。3 月から 5 月ま で移動制限がかかって私たち学生は授業に行けなくなって、仕方なくずっとオンライン授業とオ ンラインテストでした。家から出られなくて勉強する時間はいっぱいありました!

2 月のテストが終わったら、授業が始まる前に家族と一緒に短い休みを過ごしたいと思って実家に 帰りました。その後、緊急事態宣言が解除されましたが、地元には感染者があまりいなくて無事 に過ごしました。

Rossella

去年の 11 月に卒業式を行う予定でしたが、過去 50 年で最悪の洪水があって、卒業式は延期にな ってしまいました。12 月にやっと卒業して(卒業式の日にもまた大きな洪水があって、水が泳げる ほど高かった) 大学院に入りました。大変な 1 年でした!(笑)

高知の皆さんも気をつけてこの辛い時期を乗り越えましょう! いつか会えるのを楽しみにしています。

アリサ (2012年留学) Alisa Milcoveanu

Venezia, 04/08/2020

Venezia dopo il COVID-19

La vita dopo il passaggio della pandemia COVID-19 non è la stessa, questo è sicuro. A Venezia sono convinta che l'impatto sia stato maggiore anche perché qui il turismo di massa era molto presente. Quindi vedere la città vuota dal ieri al oggi è stato un esperienza che non credo avremmo modo di rivivere tanto presto.

Il periodo della chiusura nazionale in Italia è stato dal 9 di marzo fino al 18 maggio. Questo periodo sicuramente non è stato facile, avere l'obbligo di portare le mascherine e i guanti monouso, mantenere la distanza di almeno 1 metro dagli altri ovunque ci si trovasse, e la chiusura di tutto al infuori dei negozi di prima necessità in più il trasporto pubblico locale che è stato ridotto al minimo indispensabile. Ad un certo punto nel Veneto le restrizioni prevedevano di non allontanarsi più di 200 metri dalla propria residenza senza una valida motivazione. In caso in qui non si rispettavano queste misure le contravvenzioni erano molto salate.

Sicuramente per tantissime persone questo periodo è stato quasi un inferno, tra persone anziane che vivevano da sole, oppure famiglie con bambini che dovevano seguire la didattica a distanza mentre i genitori che lavoravano da casa non è stato un periodo semplice. Per quanto riguarda me, tutto sommato la quarantena è andata abbastanza bene. Essendo appassionata di cose fai da te, ho approfittato di questo tempo per concludere progetti che avevo iniziato da tanto tempo e che avevo accantonato per mancanza di tempo da dedicargli. Ho approfittato anche per riprendere un po' a studiare sia lingua giapponese che lingua coreana (anche se i risultati lasciano un po' desiderare), e ovviamente ho approfittato anche per imparare a cucinare cose nuove. Ho anche cercato di sentirmi in modo regolare con i miei amici tramite video chiamate, chiamate che prima non facevamo tanto spesso.

Dopo il 18 maggio abbiamo avuto un periodo transitivo di restrizioni meno pesanti, ad esempio si poteva circolare liberamente al interno della propria regione di residenza senza restrizioni. Durante questo periodo ho approfittato per vedere le bellezze del Veneto, come ad esempio le colline del prosecco che da qualche anno fanno parte del patrimonio del UNESCO, e che ho sempre desiderato visitare.

Adesso il periodo di quarantena più restrittivo ce lo siamo lasciato alle spalle ma siamo ancora lontani dalla normalità come la si conosceva prima del Covid-19. Ancora in tantissime parti del mondo il virus è molto attivo, ancora non si vede il via vai di persone a cui eravamo abituati, di conseguenza anche le attività lavorative non funzionano al massimo della loro capacità. Esiste ancora una serie di restrizioni; ad esempio è vietato l'assembramento di persone, esiste l'obbligo di portare la mascherina nei spazi chiusi, oppure dove non è possibile rispettare la distanza di sicurezza, misurazione della temperatura e molte altre restrizioni. Invece ad oggi abbiamo molte libertà di qui abbiamo sentito la mancanza durante la chiusura, ad esempio poter viaggiare, poter uscire a mangiare fuori, uscire a fare due passi dove si desidera, sono cose che spesso si davano per scontato, ma credo che ad oggi tantissime persone abbiano imparato l'importanza di tali lussi giornalieri.

(日本語訳)

2020年8月4日 ヴェネツィア

コロナ後のヴェネツィア

Alisa

コロナ後の生活は以前とは違う、それは確かです。ヴェネツィアでは、マスツーリズムが盛んだったため、その影響は特に大きかったと思います。1日にして街が空っぽになってしまう、そんなことは二度と起こってほしくないような経験だったのです。

イタリアのロックダウン期間は3月9日から5月18日まででした。この期間は大変でした。使い捨てマスクと手袋の着用、人と会う時は1mの距離を保つことが義務付けられ、生活必需品を扱う店と必要最低限の公共交通以外は全て閉鎖されました。また、ヴェネト州では正当な理由なく自宅から200m以上離れることが禁止されるようにもなり、違反者に対する罰則はとても厳しいものでした。

多くの人々にとってこの期間は地獄のようなもので、一人暮らしの老人や、両親がリモートワークをする傍らで子供たちがリモート授業を受けている家庭にとっては、この期間の生活は簡単なものではなかったのです。私についていえば、このステイホーム期間はかなりうまくいきました。私はDIYが好きなのですが、随分前にやり始めたものの、時間がなくて中断していたものをいくつか完成させました。また、日本語や韓国語の勉強もしましたし(ま、結果はおいといて…)、もちろん、新しい料理にも挑戦しました。あまり連絡を取らなくなっていた友人たちとは定期的にビデオ電話をするようにしました。

5月18日以降は移行期間となって規制がゆるやかになり、例えば州内であれば自由に移動できるようになりました。この間私は、ヴェネト州の美しい場所を見ることにしました。例えば、近年ユネスコの世界遺産となった、前からずっと行ってみたかったプロセッコの丘などです。

アリサとエリザベータ
(2012年留学生)

今、当初のような厳しい規制はなくなりましたが、まだコロナ以前の日常とはかけ離れています。依然世界の多くの地域ではコロナウィルスが猛威を振るっていて、前のような往来はできませんし、社会経済活動も充分に機能を果たせていません。まだ規制も残っています。会合の禁止、閉鎖空間や安全な距離を保てない場所でのマスク着用の義務、検温などなど。一方、今はロックダウン中には味わえなかった自由があります。旅行したり、食事に行ったり、行きたいところに散歩に行ったり。以前は当然だと思っていたことですが、今や多くの人がそのような贅沢な日常の大切さを身に染みて感じていることでしょう。


(訳:石川)

以前のお便り

ご意見・お問合せ